NEC ノート(ラインアップ)

 


「ココカ」で来店客数、売り上げアップを図る
〜安く、簡単に発行できるポイントカード


 今年は年初から消費に活気が戻ってきたようで、小売業にとっても期待できる年になりそうだ。とはいえ、手を拱いて待っているだけではなにも変わりはしない。いかにこの機会を捕らえて、来店客を増やす手を積極的に行うかどうかだろう。

ベストテンに入らなければ意味がない

 売り上げを増やすには来店客数を増やすか、客単価をアップする以外にないが、これが簡単なようで案外難しい。店や商品に魅力がなければ客はその店に行かないし、暇な店、暇そうにしている店には客は入ってこない。
 客が来なければ売り上げが上がらないのは当然で、まずなにはともあれ来店客を増やさなければならない。そのためには来店動機、ちょっと寄ってみようかと思わせる何かを作ってあげること(動機付け)が重要になる。
 そのための方法はいくつかあるが、手っ取り早く、かつ効果があるのはポイントカードを発行することだろう。

 ポイントカードを1枚も持ってないという消費者はいないと思う。多い人になると100枚、少ない人でも10数枚は持っている。
 ポイントカードの最大の利点は貯まったポイントによる割り引きその他のサービスが受けられることだ。そのため同じ買物をするならポイントが付く店で買った方がお得感がある。
 店の方もポイントを付与することで一般客が顧客に、さらに固客(固定客)へと変わっていくメリットがある。そのために、まずカード会員を増やすことが必要になる。

 このように消費者、発行店双方にメリットがあるポイントカードだが、消費者が常時持ち歩けるのは10枚。多くても20枚までだろう。それ以外のカードは持っていても使われない死蔵カードになる。これではカードを発行する意味がない。
 カード発行店にとって重要なのは常時持ち歩いてもらえる10枚以内のカードに自店のカードが入ることだ。

 では、どうすれば消費者が常時持ち歩くベストテンカードになれるのか。
一つの方法はカード加盟店で使える共通カードを発行することだ。これは消費者にとって持ち歩くカードが減るというメリットがある。
 一方で、店側にとっては他加盟店で買い物をして貯めたポイントを自店で使われるというデメリットもある。他店で貯めたポイントを使われるだけなら店の売り上げにならないからだ。

 最もメリットがあるのは自店単独カードの発行である。
しかし、自社グループで複数店舗を所有しているならいいが、1、2店舗しかない場合はカードの発行経費やポイント管理などの負担が大きいというデメリットがある。
 実際、ポイントカードの有効性は認めながらも発行コストを天秤にかけた場合、メリットが少ないから単独カードの発行に踏み切れないという店は多い。特に商店街や小店舗でこうした声をよく耳にする。
 逆に言えば、低コストで自店の単独ポイントカードが発行でき、ポイント管理等々が楽にできるならポイントカードを発行したいということだ。
 そんなうまい話があればどこでも導入している。それがないから、日々知恵を絞り、努力し、コツコツと地道な改善を積み重ねるしかないし、そうした先に光(顧客増、売り上げ増)が見えるものだ。そう思っていた。

 ところが、カード発行が非常に低コストで、簡単にでき、なおかつポイントの管理も楽で、リアルタイムで顧客に情報も送れるカードが最近、開発されていた。開発元は株式会社レセプター(福岡県北九州市小倉北区京町3-14-11、五十鈴ビル207号)である。
 そこで同社の社長、平田教光氏に同社が開発したポイントカードシステムについて根掘り葉掘り尋ねてみた。
                                                (2)に続く

商店街の要望に応えて開発




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