y.uモバイルに変更予定が楽天モバイルになった理由(1)
〜y.uモバイルの値下げでIIJmioから移転先に


栗野的視点(No.755)                 2022年1月12日
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y.uモバイルに変更予定が楽天モバイルになった理由
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 昨年12月、今使っているIIJmioのSIMをy.uモバイルに変えようとしたが、なぜか楽天モバイルを契約してしまった。その結果、電話番号が2つになり、スマホを2台持ち歩く羽目に。2台持ちは不便なのに、なぜ、そうなったのか。今後、SIMの変更をお考えの方の参考になるかどうかは不明だが、その間の顛末を以下に記してみたい。

IIJmioの速度が遅く、転出を考える

 私はスマートフォン(以下スマホ)を使いだしてから一度もドコモやauなどのキャリアと契約したことがない。ずっとMVNO(格安SIM提供会社)のSIMフリーを使っている。最初はフリーテルで、次にマイネオ、ソニー、BIC SIM、IIJmioと変えてきた。
 今使っているのはIIJmioで、IIJはインターネット業界では古くからよく知られた老舗企業。信頼性がある上に、昨年10月の値下げで音声プランが2ギガで858円(税込み)、4ギガでも1078円と通信量が最安クラスになっている。
 同社と同等クラスの料金設定はソニーグループのNUROモバイルとNTTグループのOCNモバイルONEぐらいか。

 今まで使った中で総合的に満足度が高かったのはマイネオ。料金は少し高めで、回線速度も決して速くはないが、月385円でデータ使い放題の「パケット放題Plus(2021年6月導入)」が便利だった。それまでも同料金で「パケット放題」という名称のサービスがあったが速度は500kbps。これでも十分使えたが「Plus」になり、速度が3倍の1.5Mbpsにアップし、料金は据え置き。
 この速度なら動画も十分見ることができるしデータ消費なしだから、データ量を気にせず使える。
 それなのになぜIIJmioに変更したのかと言えば、単純に料金。マイネオは1ギガ1,298円、5ギガ1,518円。これに385円を加えると1ギガでも1,683円。5ギガなら1,903円と高くなる。
 ところがIIJmioは4ギガで1,078円。これだけ料金差があればやはり安い方を選ぶだろう。

 では、IIJmioで満足しているかといえば、いざ使い始めてみると問題点が浮かび上がってきた。まず速度が遅すぎる。これで高速モードなのかというぐらいに遅い。正直、今までのSIMフリーでここまでイライラさせられたことはない。
 次に高速・低速の切り替えモードはあるものの、低速が全く使い物にならない。マイネオに戻したいと思ったが、昨年10月以降、NMVNO各社が料金を下げてきたし、ヤマダ電機関連のy.uモバイルが残容量永久不滅な上に、5ギガ1,639円を昨年10月から1,070円に値下げ。さらに今年1月以降、10分かけ放題料金を858円から550円に値下げした。
 ここまで料金が下がると俄然y.uモバイルが検討対象に浮上してくる。

料金値下げでy.uモバイルを移転先に

 私の使い方でネックになるのは毎月の消費ギガ数の変動が激しいこと。福岡にいる間は1ギガでも足りる程だが、岡山県北東部の実家滞在中は15ギガは消費する。できるだけケチケチ生活で暇潰しのネット検索はしないし、毎朝の日課になっているタブレットによる新聞閲覧もしない。
 新聞紙面をビューアーで閲覧すると想像以上にギガ数を消費する。紙の新聞そのままに表示されるため広告ページなど必要ない箇所までダウンロードする。そのため含まれる情報量(データ量)が肥大するのだ。それを防ぐために紙面ビューアーではなくテキストファイルで読むようにしている。

 実家はインターネット回線契約を6、7年前に解約したため、PCはスマホのテザリングで接続して使っている。スマホとPCでは画面に表示される情報量に格段の差があり、PCの方がデータ消費量が多いところにもってきて、バックで勝手にソフトのアップデートが行われる。そして予期せぬギガ数が必要以上に消費される。
 それを防ぐため極力自動アップデートをしない設定にしているが、ソフトによっては見落としがあったり、Windowsのアップデートが突然行われたり、セキュリティソフトのアップデートが突然始まったりし、残量1ギガ未満になり慌てたことも何度かある。
                             (2)に続く


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