栗野的視点(No.706_2) 2020年9月15日
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読者から: 「テレビ脳」vs「ネット脳」、アホ度はどっち
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台風一過、急に気温が下がり、今日などは半袖では寒いくらいです。
夏服しか持って帰ってないし、そろそろ福岡へ帰ろうと考えています。
例年ならもう彼岸花が咲き始めてもいい頃ですが、今年はまだその気配すらありません。
来週後半に島根県辺りで彼岸花の撮影ができるといいのですが。
さて今回は「栗野的視点(No.706):田舎生活から見た環境問題」に関連して読者(ガリヤ発行人/編集長・長澤由起子さん)から届いたメールをお届けします。
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環境問題が動物たちの立場からじっくり考えられるとは、
田舎に帰った価値ありですね。いいな〜、癒される〜。
しかし今回のコロナ禍、人間の様々な馬鹿(なんで馬と鹿なんだろ?)や欲を
しっかり炙り出しましたね。
おかげで(分かっているはずなのに嘘を言い続ける)政治家やタレントやキャスターたちに対しては、感じる必要のなかったおぞましさを感じ、
それに同調してマスクを外せない人々については
恐怖すら覚えるようになりました。
それで私、ネット情報に救いを求めたのですよ。
ところがどっこい、ネットの世界も甘くはなかった。
なんと、なんと、なんと・・・
「テレビ脳」ならぬ「ネット脳」な人々がいたのです(涙)
例えば我が友人などは、
都市伝説で笑い飛ばされるべき情報を鵜呑みにするのみならず
拡散に情熱を燃やしてきました。
そこで、春頃にはまだ
「寝言を言うのはおよし」と
言ってあげたくなる可愛いさもあったのですが、
こっちの方も今や、世界レベルとなって手がつけられません。
さて「テレビ脳」vs「ネット脳」、アホ度はどっちが高い?
長澤
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長澤さん、相変わらずお怒りのようですね。
さすがに田舎ではマスクをしている人は見かけなくなりました。
それでもスーパー等への店に入る時は皆マスクをしています。
一応私も食品系スーパーに入る時はマスクをしていますが。
ネットね・・・、もう様々というか、きちんとした情報もたくさんあるのですが、ネット依存の人は長い文章は読まない傾向にあると思います。特にスマホでネット情報を見ている人は。
そうすると勢い簡単な、分かりやすい情報のみ収集するようになります。
短文で、読みやすい情報は掘り下げていませんから、それを読む人の脳を刺激しません。
脳は刺激されないとどんどん萎縮していきます。そして考える力はこれまたどんどん衰えていきます。脳の老化ですね。いわゆるアホ化していくわけです。正確に言うと脳の老化とアホ化は別ですが、まあ分かりやすく言うと。
今回のCOVID-19で人との接触を避けるようにさせられているから、ますます脳の刺激はなくなっていくでしょう。
その一つに新内閣の高い支持率にも表れているのではないでしょうか。私には官房長官時代に「問題ありません」を連発し、安倍政権を支えた人だし、公文書廃棄に関しても「問題ない」と言い切った人の支持率が高いことが信じられませんが。
スガさんはかなり独裁的な政治家だと思っています。
あっ、そうそう。9/17の毎日新聞 医療プレミア特集に「新型コロナ 大きく下がった第2波の致命率」とタイトルの記事が載っています。
致命率を計算したのは国立感染症研究所の鈴木基・感染症疫学センター長です。
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