y.uモバイルは永久不滅ギガ
y.uモバイル(U-NEXTとヤマダ電機が共同出資して設立した新会社)のプランはシンプルで5GB、1,639円。(10/1から1,070円に値下げ)
最大の特徴は使い切れなかったギガ数は翌月繰り越しどころか永久不滅で、どんどん貯めておける(100GBまで)こと。ギガ数をムダにしない、という発想は新しいし、このシステムは大いに評価できる。同社最大の特徴であり、最大のメリットだ。
例えば5GBの内2GBが使い切れず残ると翌月は2GB+5GBで7GB使えることになる。ここまでは他社も同じだが、その翌月も3GBしか使用わず2GB残ると、3か月目には2GB+2GB=4GBが貯まるから、その月は5GB+4GBで9GBまで使えることになる。
この仕組は私のような2拠点生活をしている人間には最適ともいえるプラン。WiFiが使える環境下ではほとんどギガ数を消費しないから余ったギガ数を貯めておいて、WiFiが使えない環境の時に貯まっていた10GBとか15GBが使えるというやり方ができる。
これは私のライフスタイルにピッタリと考え、契約しにヤマダの店舗まで行ったが、結局、契約するまでには至らなかった。その理由は後ほど。
契約データギガ数(5GB)が足りなくなった時は1GB、330円で追加(チャージ)できる。日本通信の275円/1GBと比べると若干割高のように思えるが、それでもキャリアの550円/1GBに比べると安い。
また10GBまとめてチャージすれば割り引きになる。その場合、1GBあたり165円になり、10GBで1,650円。(10/1から1,200円に値下げ。15GBなら2,270円)
出資母体がU-NEXTとヤマダなので、両社からの特典もある。まずU-NEXTで配信中の最新映画のレンタルやマンガの購入で最大40%ポイント還元が受けられるし、U-NEXTの放映作品21万本が見放題(シェアプランのみ)。
さらに特筆すべきは端末修理が無料で受けられる(年間最大3万円まで)保険が付いている。端末は同社で購入したものでなくてもいいので、すでにスマホを持っていてSIMのみ同社で契約したいユーザーには大きなメリットに違いない。
またヤマダの店舗でSIM購入、契約できるのもメリットだろう。
契約は店頭よりネットの方が早い
次にデメリットを見ていこう。
1.ヤマダの店舗があまり役に立たない
ヤマダの店舗でSIM契約できるメリットと矛盾するようだが、都市部の大型店舗は別にして、地方都市の店舗では「y.u(ワイユー)モバイル」と伝えても通じない。「ワイモバイル」と勘違いされ、そちらの担当者を紹介される。これは私自身が実際に経験したことだ。
ヤマダの関連企業のSIMにもかかわらず売り場担当者は「y.uモバイル」を知らないし、店頭で契約しようとしてもSIMの在庫がなく、取り寄せに1週間はかかるという始末。これではネットで契約した方がはるかにスムーズに行く。
というわけで、せっかく契約するつもりでヤマダの店舗に行ったが、結局、契約せず仕舞い。1週間も待てなかったし、ネット契約もできなかったからだ。
ネット契約の場合、SIMは住民票の住所に届けられる。それ以外の場所には送ってくれないのだ。これは不正取得を防ぐためで、防犯上の措置で理解できる。
しかし出張先とか2拠点生活で住民票以外の住所にいる場合にSIM変更手続きをしようとすると、たちどころに困る。
そういう場合でもビックカメラなどの家電量販店の店頭に行けば、その場で手続きができ、店頭で受け取ることができるから問題ないが、地方都市では上記のようなことが起きる。
2.高速、低速の切り替えができない
日本通信と同じで高速、低速の切り替えができないから、低速モードにしてギガ数を消費せずに使うことができない。ギガ数の永久不滅とトレードオフか。
まとめ
結局、自分の使い方ではどれが最適かで選ぶプランが変わってくるが、長電話をするわけでもなければ(恐らく最も多いと思われるが)、日本通信の「合理的みんなのプラン」が最安クラスだろう。
なんといっても70分無料通話が付いて、6GB、1,390円は安い。
(4)に続く
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