デル株式会社

 


スマホアプリで記録にはまる(1)
〜体重、内臓脂肪、骨量まで測れる体組成計


 記録魔という程ではないが、記録するのが習慣になっている。最も長く記録し続けているのは日記。と言っても日々の行動を記すだけのものだが、紙の頃から続けているから結構な年数になる。PCを使うようになるといち早くPCで日記をつけるように変えた。

 デジタル記録はPC、タブレット、スマートフォン(スマホ)などデバイスを選ばず記録できる点が便利だが、読みやすさという点では紙の記録に劣る。読みやすさというのは自分以外の人間が手にした時、手軽に読めるかどうかということである。
 例えば父は、そして母も父が他界した後、父に習って日記帳をつけていた。だからいまでも帰省し父の書斎に入れば日記が書棚に並んでいて、それを時に紐解き「ああ、あの時はあんなことがあったな」「親父はこんなことを考えていたのか」などと時代を遡り、父の人生と心の一端を覗き見ることができる。
 ところがデジタル日記では、これができない。まず読むためのデバイスが必要になるし、日記データがどこに保存されているかが自分以外の人間には分かりづらい。さらにパスワードでもかけられていれば見ることすらできない。となると今つけているデジタル日記は自分だけが見ることができる備忘録みたいなものになる。

 日記は個人的な記録だから、それが当然と思われるかもしれないが、古来、日記というものは紀貫之の「土佐日記」からして完全に自分だけのものではなく、どこかで他人に読まれることを前提にした部分がある。それが身内であれ、後世の他人であれ。
 となると誰もがパラパラとページをめくって読める紙の日記に勝るものはないと気づいた。ただ私の場合は子供がいない。自分の足跡を少しでもなぞり思いを馳せてくれる身内がいないことに一抹の寂しさを感じ出した。それだけ歳をとったということかもしれない。

 それはさておき、最近つけている記録が2つある。1つは体組成計で、もう1つは歩数計だ。
 前者はタニタの体組成計を買ってから毎日記録している。記録はスマホのアプリでするようになっているが、体組成計は体重計のように乗るだけでいろんな数値が測れる。
 それをタニタのスマホアプリに記入していくのだ。体組成計の数値を自動でアプリに記入してくれるものもあるが、それは少し高額になる。うちにあるのはネット通販で4000円台で購入したものだが、自動記録より手入力の方が数値を覚えられるからいい。

 測定項目は体重のほか体脂肪率、筋肉量、内臓脂肪レベル、推定骨量、基礎代謝量、体内年齢。これだけ測れれば十分だろう。因みに私の体内年齢はずっと57歳(ちょっと自慢してみた)。
 タニタのこのアプリは無料で提供されているし、このほかに歩数、血圧、尿酸数値も記録できる。
 実はタニタの体組成計が気に入り、実家に滞在している時も同じ項目が記録できるようにと、昨秋、実家用にも1台購入した。

                            (2)に続く

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