私事だが、つい数日前、自転車ごと転倒し道路に放り出された。
自宅まで10m程の距離だったので、そのまま自転車を押して帰ったが、夜中だったので無様な姿を誰に見られることもなかったのは幸いだった、と思っていたら、友人から注意された。
「それは危なかった。暗くて見えないから転倒したところに車が来てたらどうする。轢かれた危険性もあった」
それにしても、まさか自転車に乗っていて、転倒して怪我をするなどとは思わなかったが、自分だけは事故に遭わないだろうと考えるのは、何の根拠もない思い込みにしか過ぎないということがよく分かった。
転ばぬ先の杖! 注意1秒けが一生! 保険が身を守る!
事故といえば、怖いのがウイルス感染事故。
このところウイルスが急増しているようで、毎日のようにウイルス感染メールが届く。
幸いウイルス防止ソフト(セキュリティソフト)を入れているので駆除できているからいいが、もし入れてなかったらと思うとゾッとする。
いまごろパソコンにセキュリティソフトを入れてない人はいないと思うが、次のような人は注意してもらいたい。
1.セキュリティソフトの更新忘れ
2.メーンパソコンにしか入れていない
こういう人が案外いそうだ。
特に後者のメーンパソコンにしか入れていない人は危険だ。
「面倒くさい」「ついうっかり」などと言わずに、すぐ全パソコンにインストールを!
最近は1つのシリアル番号で3台のパソコンにセキュリティソフトをインストールできるものも増えているので、そういうセキュリティソフトを買えば経費も安く抑えられる。
私の場合、デスクトップ型、ノート型を含めパソコンを4台所有しており、それぞれにセキュリティソフトを入れているが、その内3台は3台までインストールできるソフトを入れている。
4台目のパソコンは実家に置いていて、帰省した時に使っているが、こちらには無料で使えるセキュリティソフトを入れている。
そう、いまはセキュリティソフトにも無料で使えるタイプが登場しているのだ。
これは非常に助かるし、重宝している。
なんといっても更新期限や利用台数を気にしなくていいのだから。
無料で使えるソフトといえば、読者の中には無料版は機能の制限が限られるのではないか、有料版のように更新してくれないのではないという不安を抱く人もいるかもしれない。
ところが、最近の無料ソフトは有料版に比べて全く遜色ないというか、有料版に機能その他で劣るところは一つもないのだ。
例えばソフトの更新は最低でも1日1回、自動で行われる。
ウイルスの予約検索システムも自由に設定できるのだ。
有料版と無料版の違いはソフトの自動更新時にポップアップ広告が出るか出ないかだけだ。
私は普段からフリーウェア、シェアウェアソフトをよく使っており、いまこうして書いているソフトは「秀丸(ひでまる)」というシェアウェアソフトだし、ワープロ・表計算ソフトにはマイクロソフトのオフィスと互換性がある「Openoffice.org」というフリーウェア。そしてセキュリティソフトはキングソフトの無料版「インターネットセキュリティU」である。
ウイルスに感染すればパソコンが動かなくなるだけでなく、メーリングリストの仲間やメールをやり取りする相手に多大な迷惑をかけることになる。
パソコンのハードディスクが壊れれば大事なデータは全滅する。
パソコン保護で大事なのは実はデータの方なのだ。
アプリケーションソフトなどは再インストールすれば済むが、作成したデータは再インストールできない。
わずかな手間と経費を惜しんで、あとで泣かないように。
しかし、中には「プロバイダーでウイルスチェックをしてくれるから、自分のパソコンには入れていない」という人がいる。
ところが、最近はUSBメモリーやCD、DVDなどの記録媒体を介して感染するウイルスの急増が報告されている。
ウイルスはインターネットを介して飛んでくるだけではないのだ。
所有しているパソコン1台1台に必ずセキュリティソフトを入れてもらいたい。
なんといっても無料でインストールできるのだし、有料のものでも一時期に比べれば随分安くなっている。
3台まで同一料金で使えたり、一度ソフトを買えば毎年の更新料がタダのセキュリティソフトもあるのだから。
以下に各ソフトのダウンロード先を記しておく。
★キングソフト「インターネットセキュリティU」(無料版)
★ソースネクスト「ウイルスセキュリティZERO」(毎年の更新料が無料)
★トレンドマイクロ「ウイルスバスター2009」(3台まで使える)
★シマンテック「ノートン2009」(軽い)
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