栗野的視点(No.764) 2022年4月12日
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桜の追っかけ三昧と、憂鬱な気分の日々
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ やっとというか、急にというか、春らしく、あるいは春を通り越して一気に初夏の気温になりましたね。でも岡山県北の朝晩はまだ寒く、日中と5、6度差があるし、室内は私の心同様に寒いです。
2月下旬からこちらに居ますが、3月半ばまでは梅の花の撮影で岡山県、兵庫県をウロウロし、3月下旬近くからは河津桜を、そしてソメイヨシノが咲き始めると晴れている日は毎日カメラを持って出かけ、桜の追っかけをしています。晴耕雨読ならぬ「晴撮雨書」で、岡山、兵庫、鳥取の3県を走り回っています。
ここ数年、実家の環境のよさを実感することしきりで、それをフルに活用して動き回っています。湯郷(ゆのごう)温泉、湯原(ゆばら)温泉、奥津温泉を称して美作(みまさか)三湯と呼ばれていますが、なかでも湯郷温泉は同じ市内にある温泉地。我が家から車で15分の距離ですから毎日でも温泉に入れる環境にあります。温泉好きには羨ましい環境でしょうが、私自身は温泉にさほど興味がなく、自宅風呂に浸かりながら読書をするというパターンです。
環境をフルに活用しているというのは温泉ではなく地の利で、中国自動車道ICまで10分程で行けます。そこで先日来、兵庫県淡路市、小野市、加東市、加西市に出かけ、菜の花、桜を撮りまくっています。
鳥取市はいつも車で行くのですが、今回は鳥取城の桜撮影は列車にしました。久し振りの鉄道でしたが列車もいいですね。
各地の梅や桜の写真はブログ「栗野的風景」をご覧下さい。
http://blog.livedoor.jp/kurino30/
ただ、愛でてばかりはいられないのが自然。今年は異常続きで植物は随分戸惑ったようです。
まず梅の開花はどこも例年より10日近く遅れ。桜の中では早い時期に咲く河津桜の開花も中国地方は例年より開花が遅れました。いずれも気温の低い日が続いたせいで、美作市楢原の土手沿いに咲く河津桜並木に至っては満開になることなく葉が出ました。
近くの人に尋ねると「こんなことは初めて」とのこと。そうでしょう。花が咲きかけて終わったのですから、私自身そういう現象を目撃したのは初めてです。「花の命は短くて」とは言うが、ここまで短いと河津桜に同情せざるを得ません。それでも開花した枝はまだいい方で花芽のままで蕾にもならず終わったのが大半だから可哀想すぎる。
梅や河津桜の開花は遅れたが、ソメイヨシノは一部地域を除き例年並みか1、2日早かったから、一体何がどうなっているのやら。
そう言えば東北の方では開花から2日や3日でソメイヨシノが満開になっているとか。通常、開花から7日と言われているのに、何をそんなに咲き(先)急ぐのか。
(2)に続く
津山城址・鶴山公園の写真はブログ「栗野的風景」で
http://blog.livedoor.jp/kurino30/archives/52874719.html
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